不登校の子と同伴登校すべきか? 夏休み明けの保護者に伝えたいこと

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小学生の不登校に特化した書籍を出版した石井しこうさん=東京都渋谷区で2025年8月8日午後2時56分、斎藤文太郎撮影
小学生の不登校に特化した書籍を出版した石井しこうさん=東京都渋谷区で2025年8月8日午後2時56分、斎藤文太郎撮影

 夏休み明けの時期、学校に行き渋る子どももいるのではないだろうか。

 「行きたくない、と言われたらどうすれば?」

 「親が同伴登校するのはアリ? ナシ?」

 多くの親が抱くこんな疑問や不安に答えようと、中学時代から不登校を経験し、現在は多様な当事者への取材活動を続ける「不登校ジャーナリスト」の石井しこうさん(43)が8月、「小学生不登校 親子の幸せを守る方法」(KADOKAWA)を出版した。

孤立しがちな保護者の支援を

 不登校関連の著作が多数ある石井さんだが、テーマを初めて「小学生の不登校」に絞り込んだ。

 「支援機関で『小学生は対象外』と言われた」「シングルマザーとして子育てしているが、働けなくなった」といった相談が近年増え、社会的に孤立しがちな保護者を支援する必要性を痛感した。

 石井さんは小学生と保護者に特有の悩みとして「同伴登校」や「学力への不安」を挙げる。

 「多くの保護者が同伴すれば登校できると考え、教員も勧めがちだが、子どもは『NO』と言えずに苦しみ、親もつらそうな子どもを見て苦しむ。勉強についていけなくなると心配する保護者も多いが、後からでも十分取り戻せる」

記事の後半では石井さんが挙げる「親がしなくていいこと10項目」を紹介します。

 オンラインフリースクールが2024年に実施し、石井さんも協力した調査では、不登校の小学生がいる保護者のおよそ5人に1人が離職を経験したことが明らかになった。

 そ…

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