夏の甲子園から姿消した横浜 追い詰めた平塚学園が感じた底力

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神奈川大会の準々決勝で横浜と対戦し、その強さを体感した平塚学園の(左から)武井寛悟、石塚蒼生、石塚晃世の3選手=神奈川県大磯町で2025年8月19日、高橋広之撮影
神奈川大会の準々決勝で横浜と対戦し、その強さを体感した平塚学園の(左から)武井寛悟、石塚蒼生、石塚晃世の3選手=神奈川県大磯町で2025年8月19日、高橋広之撮影

 第107回全国高校野球選手権大会で春夏連覇を目指した横浜(神奈川)は、19日の準々決勝で県岐阜商に敗れた。春の王者は姿を消したものの、一時は4点差をひっくり返し、絶体絶命のピンチを何度もしのぐ粘りを見せた。その底力を地方大会で体感したチームがある。王者を追い詰めた平塚学園だ。その選手たちは、横浜の力をどう見つめたのか。

 7月の神奈川大会準々決勝で、平塚学園は四回までに横浜から4点のリードを奪った。しかし、中盤以降に1点ずつ返され、1点リードで迎えた九回2死二、三塁から横浜の主将・阿部葉太選手(3年)に2点二塁打を浴び、4―5でサヨナラ負けした。

 事前に描いた勝つためのゲームプランは「追いかける展開で終盤を迎える」というものだった。

 エース左腕の石塚蒼生(あおい)投手(3年)は「野球の技術では勝てない部分が多いと思っていたので、この夏に心がけていた全力プレーの徹底など、プレッシャーを与えて気後れせず、自分たちの土俵に乗せて横浜を倒そうと思っていた」と振り返る。

 八木崇文監督も「うちはバッティング(打力)がないわけじゃないので、0―3くらいでいって、うっちゃりをイメージした」という。リードされた方が…

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