全国高校野球選手権大会は第14日の21日、阪神甲子園球場で準決勝があり、沖縄尚学が山梨学院に5―4で勝ち、11回目の出場で初の決勝に進んだ。
六回途中から登板した右腕の新垣有絃(ゆいと)投手(2年)が140キロ台の直球と切れ味鋭い変化球を巧みに操り、相手打線を無失点に抑える好救援で逆転勝利への流れを呼び込んだ。新垣投手の試合後の談話は次の通り。
沖縄尚学・新垣有絃投手
これ以上、点を取られたくなかったので、気持ちで抑えに行こうと思いました。やってやるぞという気持ちしかなかったです。(六回裏に)追いついたことで、より、集中力を高めて投げてました。
<七回は2三振を奪うなど完璧な投球でその裏の逆転につながった>
球がゾーンに集まっていたし、フィニッシュのスライダーも決まっていたので、それが三振につながったと思います。緩いカーブも良かったです。
<強力打線の山梨学院を抑えた>
強打者こそ緩い変化球が有効になるので、それを生かしながら、ストレートで押していこうと(捕手の宜野座恵夢選手と)話をしていました。緩い変化球は準々決勝の東洋大姫路(兵庫)戦で手応えがあり、自信を持って投げられました。
<末吉投手との左右の二枚看板になりつつある>
末吉だけじゃないというのを見せつけたいと思っていました。でも、(末吉とは)まだまだ差があります。(足りないところは)たくさんありますね。投手陣全員にライバル意識をもっているが、一番は末吉ですね。
<決勝>
ここまで来たら勝つしかない。沖縄に優勝旗を持って帰りたいです。
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