フリーアナウンサーの辛坊治郎が、8月18日放送のラジオ番組『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)で、自動販売機の仕様に不満を吐露し波紋を呼んでいる。
「辛坊さんは、大阪の郊外で日中に作業をおこない、猛烈に汗をかいたため『何か飲まないと死んじゃう』と思い、3台の自販機を探し当てました。しかし、いずれの台もキャッシュレスに非対応。さらに新札にも対応しておらず、辛坊さんは『飲まなきゃ死ぬっていう状況なのに買えない』と不満をぶちまけていました。水道水を飲んでなんとかその場をしのいだそうです」(スポーツ紙記者)
実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が、徳島の阿波踊りの屋台がキャッシュレス非対応だったため、X上で不満を示したことも記憶に新しい。辛坊もこの件に触れ、今回のキャッシュレスと新札に非対応だった自販機に遭遇した話を含めて「日本衰退の構造を見たような気がして」とコメントしている。
だがXでは、辛坊のふるまいにあきれる声が並ぶ。
《この暑いのに、水のひとつも常備しとらんとは…。》
《あなたみたいな金持ちだけでしょ。小銭くらい持っときなさいよ。準備が悪い》
《どうして事前に飲み物を準備していないんだろう。文句ある人は費用負担してあげればいいのに》
再燃した“キャッシュレス論争”だが、こうした声が聞かれる理由を放送作家が語る。
「一部の自動販売機や飲食店の食券販売機などでは、いまだにキャッシュレスや新札に非対応のところがあります。やはり対応にコストがかかるためでしょう。そうした背景に触れず、辛坊さんが一方的に不満をぶちまけたことに、批判の声が殺到してしまったのでは。さらに、最終的に水道水でしのげたエピソードを『死にかけた』と話す姿勢には『大げさでは』といった疑問の声も聞かれます」
辛坊がシステムや制度に“怒り”をぶつけるのは今回が初めてではない。
「2025年3月には、大阪・関西万博のパビリオン予約システムがうまく操作できず、X上で《万博予約サイト、本当に腐ってる! なんとかしろよ!》と怒りをぶちまけています。万博の予約サイトの操作性の悪さは指摘されていましたが、辛坊さんの口の悪さが目立ってしまいました。4月には一転《私はこの万博、メタンガスで爆死するリスクを犯しても行くべきだと思う》と“万博アゲ”のポストをおこないましたが、こちらも言葉の選び方が問題となりました」
売りであるはずの“舌鋒の鋭さ”が、裏目に出てしまったようだ。
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