「政治とカネが逆風に」 参院選落選の自民・平野氏選対、敗因分析

Date: Category:速報 Views:394 Comment:0

参院選落選を陳謝した平野達男氏=盛岡市で2025年8月23日午後1時39分、山田英之撮影 拡大
参院選落選を陳謝した平野達男氏=盛岡市で2025年8月23日午後1時39分、山田英之撮影

 7月の参院選岩手選挙区で落選した自民党元職で元復興相の平野達男氏(71)の選対本部会議が23日、盛岡市内のホテルで開かれ、敗因を分析した。会議は冒頭のみ公開され、終了後に党県連幹部が記者会見した。岩崎友一・県連会長代理は、広瀬めぐみ元参院議員の秘書給与詐取事件などを挙げて「政治とカネ」を巡る問題が逆風になったとの見方を示した。

 平野氏は国政への返り咲きを狙ったが、立憲民主党の現職に約10万票差を付けられて大敗した。

参院選の敗因を説明する岩崎友一・自民党岩手県連会長代理(右)=盛岡市で2025年8月23日午後2時30分、山田英之撮影 拡大
参院選の敗因を説明する岩崎友一・自民党岩手県連会長代理(右)=盛岡市で2025年8月23日午後2時30分、山田英之撮影

 会議で平野氏は「候補者の努力不足であり、訴える力が弱かった」と陳謝した。選対本部長を務めた鈴木俊一・自民党総務会長は衆参で少数与党になった現状に「どうやって政権運営し、国会対応するのか五里霧中の中で、綱渡りの運営が求められる」と語った。

 総裁選の前倒し実施について、岩崎県連会長代理は記者会見で、「衆院選、東京都議選、参院選で3連敗したのだから総裁選を前倒しでやるべきだ」と「出処進退は自ら決断するべきだ」の両方の意見に県連内でも分かれていると説明。「県連としてどう判断するかは、まだ決まっていない」とした。【山田英之】

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.