
バレーボールの新たな国内リーグとして誕生したSVリーグは、今年5月に1シーズン目を終えた。
時を同じくして再スタートを切ったチームがある。男子の大阪ブルテオンだ。
2024年、長く親しまれた「パナソニックパンサーズ」からチーム名を変え、交流サイト(SNS)の発信などファン層の拡大に力を入れてきた。「企業色」を取り払い、地域密着のプロ化を目指すSVリーグの理念を象徴するチームだ。
大阪Bの久保田剛代表に、日本バレー界が向き合う課題、秘める可能性について聞いた。【聞き手・深野麟之介】
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チームは「地域の財産」
――24~25年シーズンはレギュラーシーズン(RS)で優勝。ただ、チャンピオンシップは準決勝でジェイテクト愛知に惜しくも敗れました。
◆やっぱり最後、チャンピオンシップで優勝したかったので、それは悔しいし、残念に思っています。
レギュラーシーズンを優勝できたのはみんなの頑張りがあったからだと思うし、そこは誇らしく思っています。でも、やっぱりチャンピオンシップで優勝したかったなっていうのはありますよね。
――チーム名を「パナソニックパンサーズ」から「大阪ブルテオン」に変えて1年ほどがたちました。
◆今のバレーファンの方たちは、チーム名に会社の名前が付いていることにあまり違和感を覚えないことが多い気がします。
でも、…
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