トランプ米大統領は25日、ホワイトハウスを訪問した韓国の李在明(イジェミョン)大統領との会談で、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記と「今年中に会いたい」と述べ、年内の米朝首脳会談の実現に意欲を示した。
トランプ氏は李氏から金氏との対話を要請されると、「金正恩と私は良好な関係だったし、いまでもそうだ」と主張。朝鮮半島情勢の緊張緩和に向けて韓国と連携し、金氏との会談を模索する考えを示した。
トランプ氏は北朝鮮の非核化を巡り、1期目の2018~19年に金氏と3度会談したが決裂した。
北朝鮮の金与正(キムヨジョン)党副部長は7月28日付の談話で、正恩氏とトランプ氏の「個人的な関係が悪くないという事実を否定したくはない」と強調。一方で、非核化を目的とした交渉には応じないとする従来の考えを示している。【ワシントン金寿英】
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