本州ではまれにしか咲かないサツマイモ(ベニアズマ)の花が、奈良県三郷町信貴南畑1の「農業公園信貴山のどか村」の農園で美しい姿を見せている=写真・のどか村提供。1992年の開園以来初めての開花といい、約2ヘクタールの畑に300輪ほどつけている。
サツマイモはヒルガオ科で、花の形はヒルガオやアサガオ似。薄紅色の花弁で中心部分は濃い紫色だ。
雨の少なさと高温の組み合わせなどが開花を助長するとされ、今年の空梅雨と直後から続いた猛暑が影響したらしい。最初は今月13日ごろ開花。主に6月末ごろに植えた苗から咲いているという。
「のどか村」の福井義尚副社長は「珍しい花を見に来てもらえれば。もし種が取れればどんなものが芽生えてくるかも楽しみ」。
入園料は600円(4歳~小学生350円)。芋掘りも9月中旬から11月いっぱい楽しめる。のどか村(0745・73・8203)。【梅山崇】
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