ミッチェルさんの“最後の共演者”パンサー向井が告白 最後のやりとり「持ってあと1カ月…奇跡を信じて」

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お笑いトリオ「パンサー」の向井慧(39)が26日、MBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」に生出演。前日に子宮体がんのため47歳で逝去したことが所属事務所の吉本興業から発表されたオペラ歌手・ミッチェルさんを追悼した。

 闘病公表後も活動を続け、今年7月8日放送の同番組出演が最後の芸能活動となったミッチェルさん。今月18日に都内の自宅で亡くなった。向井は、共演の経緯について語り始めた。

 ミッチェルさんと親交があったリスナーからの手紙を通して、病状を知ったという向井。「いつか自分の好きな番組にミッチェルさんが出てくれたら…」という同リスナーの願いを受け取った。「出ていただけたらいいなあと思いながら、どこかで偽善的になっちゃったらイヤだなとか、エンタメとして消費してしまうんじゃないかという思いもよぎった」というが、「共演できずに後悔するほうがイヤだな」とスタッフに相談。ゲストとして呼べることとなったという。

 「お声だけ聴いてるリスナーさんはまったく病気のことを感じなかったと思うんですよ。でも、ブースに入ってきた時にはご自分で歩けない状態だった…車いすに乗って来られていて。それでもカルメンを広めたい!と。ラジオに出た後も、“この後、高校に行って客演してくるんです”っておっしゃってた」と、精力的な姿を振り返った。

 ミッチェルさんの教え子というリスナーからもこの日、メッセージが届いた。ミッチェルさんは同番組出演、夕方に客演をこなした翌日、緊急入院し、その後は自宅療養していたと明かされた。

 向井は共演後、ミッチェルさんとインスタグラムで交流。8月上旬の最後のDMには、体にさまざまな不調が生じ活動できない状態であることの報告とともに、「なんとかまた良くなって共演できるように今、奇跡を信じています」という言葉がつづられていたという。

 「(メッセージが届いた)8月4、5日の段階で、“持って1カ月です、って言われてしまいました”と。“奇跡を信じて治療に励みます”と。僕も“また共演できることを楽しみにしています”というのが、最後のやりとりになってしまった」と回想。ただ、ミッチェルさんが広めたかった「カルメン」を知ろうとまずは映画を見たといい、カルメンの情熱と信念にミッチェルさんの生きざまが重なったと話した。

 「今後、カルメンを見るたびにミッチェルさんを思い出すんだろうな。今、生きていることをムダにしないようにとあらためて思わされた。本当にご冥福をお祈りいたします」と、しのんでいた。

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