山口・長生炭鉱の遺骨調査、林官房長官「県警の検査を見守る」

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林芳正官房長官

 林芳正官房長官は26日の記者会見で、戦時中の1942年に落盤による大規模な水没事故が起き、朝鮮半島出身の労働者136人を含む計183人が亡くなった山口県宇部市の海底炭鉱「長生(ちょうせい)炭鉱」での地元の市民団体による潜水調査で、人骨のようなものが見つかったことについて「まずは山口県警の検査の状況を見守りつつ、引き続き関係省庁で丁寧に状況を把握していく」と述べた。事故犠牲者の骨である可能性があり、市民団体は鑑定を求めて同県警に引き渡していた。

 長生炭鉱の調査を巡っては、厚生労働省が5月、潜水などの分野の専門家に聞き取りを開始し、国として現地調査の可否を判断するとしている。林氏は会見で「厚労省で知見を有する方々の話を聞いており、現時点では安全を確保した上での潜水調査に資する新たな知見は得られていない」と述べた。【竹内望】

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