社債購入名目で詐欺容疑 フィリピン投資会社の経営者ら再逮捕へ

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警視庁=米田堅持撮影 拡大
警視庁=米田堅持撮影

 社債を購入させる名目で現金をだまし取った疑いが強まったとして、警視庁生活経済課はフィリピンの投資会社「S・ディビジョン・ホールディングス(SDH社)」の実質的経営者、須見一(はじめ)容疑者(45)=兵庫県宝塚市=ら3人を詐欺容疑で27日に再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で判明した。

 捜査関係者によると、須見容疑者らは2022年11月~23年2月、国内の40~60代の男性4人に、フィリピンでの事業に関して「年利10~15%の配当があり、元本も返済する」とうそをつき、SDH社の社債を購入させる名目で計約7300万円をだまし取った疑いが持たれている。

 実際は、説明していた配当を出せるほどの利益は出ておらず、投資家から得た資金を配当に回す「自転車操業」だったとみられる。

 須見容疑者ら3人を含む男女9人は、無登録で社債を購入するよう勧誘したとして、金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで6日に逮捕されていた。21年5月~23年6月、約2400人に社債を販売し、計約170億円を集めたとみられる。【菅野蘭】

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