今年の米は一部地域で猛暑や少雨の影響が出そうだが、全国的に見れば「平年並み」の収量が見込まれる。私が米作りを学んでいる滋賀県では、北部で極早生(ごくわせ)品種の出荷が始まった。品質検査の結果、最高ランクの1等米と認定されている。近江米の本場である県南部でも間もなく収穫開始だ。政府は名実ともに減反政策の放棄を表明した。地元の耕作放棄地では別の動きが出始めていた。
刈り取り間近の水田で、稲穂がこうべを垂れている。同じ地域の隣り合った田んぼでも、発育の良しあしの差が大きい。刈り入れ前の田を40年ぶりに父親と2人で見て回り、出来・不出来の差がつく原因を聞いた。
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