大阪府門真市を総務大臣賞表彰　パナ野球部と地域盛り上げ　都市対抗

　28日の開会式では「地域の元気　総務大臣賞」に選ばれた大阪府門真市の表彰があり、村上誠一郎総務相から宮本一孝市長に表彰状が贈られた。賞は社会人野球を通じて地域を盛り上げた自治体をたたえるもので、今回で11回目。近畿からの選出は初めて。

　市は拠点を置くパナソニックの企業城下町として発展したが1990年以降は人口が減少傾向になり、2024年には「消滅可能性自治体」と指摘された。市は19年にパナソニック野球部と連携協定を結び、青少年の健全育成やスポーツを通じた地域活性化を進めてきた。開会式で宮本市長はパナソニック野球部が地域の高齢者とも交流していることを紹介し、「高齢者や子どもたちと交流する中で、地域の元気につなげることができれば」とあいさつした。昨年の日本音楽コンクールトランペット部門第2位の関根美羽さんが国歌を独奏し、開幕を彩った。【田中綾乃】