同じ断食施設で「強制的にオフ」 伊達公子さんと野口健さんの整え方

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対談に臨んだ元プロテニスプレーヤーの伊達公子さん(左)と登山家の野口健さん=東京都渋谷区で2025年7月17日、藤井達也撮影
対談に臨んだ元プロテニスプレーヤーの伊達公子さん(左)と登山家の野口健さん=東京都渋谷区で2025年7月17日、藤井達也撮影

 なぜ山に登るのか? 「明確な何かはつかめない。だから登り続けるんじゃないですかね」。これまで50回以上、ヒマラヤに挑戦してきた登山家の野口健さん(52)は言う。引退後、登山に夢中だという女子テニスの伊達公子さん(54)と対談し、体と心を整える「オフ」の時間や山に向き合う姿勢に迫った。

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 伊達 (通っている)断食施設が一緒ですが、一回も会えたことがないですね。

 野口 そう、すれ違いが多いんですよ。結構行かれてますよね。

 伊達 年に2回です。

 野口 僕も年2回です。

 伊達 もう何年になりますか。

 野口 二十数年です。エベレストの清掃を始めたのが2000年。東京都の公園をどう守るか、都の委員をやっていて、その頃、都庁によく行ってたんです。当時は石原慎太郎さんが知事でした。ヒマラヤから帰ってくると、体調を崩していました。脱水するし、低酸素による血行障害も起きる。ヒマラヤ登山って極めて不健康なんですね。

 伊達 何のスポーツもアスリートレベルになったら不健康ですよね。

 野口 酸素が薄いってダメですよ。人間ドックに引っかかって、石原さんに「伊豆に断食施設がある。いいから行け」とすすめられました。それで最初、10日入りました。

 伊達 行くなら10日ですか?

 野口 10日あると変化がすごいですね。おなかがすくんですけどね。最初の3日ぐらいはぐるぐるキューっておなかが鳴るんですけど、鳴っても(食べ物が)入ってこない。そうすると、胃が訴えるのをあきらめる。

 伊達 あきらめますね。

 野口 空腹感がそんなになくなるんです。ただ、後半バテません?

 伊達 バテる時もあります。

 野口 バテない時もあるんですか?

 伊達 バテない時もあります。

 野口 やっぱり強いんですね。山で遭難すると、圧倒的に男性より女性の方が助かるのが、今の会話でわかりましたね。女性のほうが強いんですよ。

 伊達 それは間違いないです。

 野口 あと、断食中はよく寝られません?

 伊達 寝られるっていう表現で一言では言い表せないけれど質が違います。

 野口 昼寝もできるでしょう。

 伊達 でもあんまり昼寝してる暇がないです。施設側から断食の効果を上げやすくするため、ある程度体を動かすことを推奨されています。温泉やサウナに行ったり、酵素風呂、お散歩、前回は600メートル弱の低山に行ったりしています。

 野口 インスタを見てると、伊達さん、すごく動いてる。僕は断食中はとにかく寝るんですよ。日ごろ、意外と不眠症的なところがあるんですけどよく眠れます。だから最初の3日、4日はほとんど寝ています。

 伊達 目覚めもいいんです。

強制的にオフにする

 野口 強制的にオフになるじゃないですか。前は施設にWi―Fi(ワイファイ)がなかったんですが、今はつけちゃった。デジタルデトックスだけはできないでしょ。エベレストのベースキャ…

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