イランの核開発を巡り、英国とフランス、ドイツが国連安全保障理事会の対イラン制裁の復活措置(スナップバック)を発動させると通知したことを受け、イラン外務省は28日の声明で、「この挑発的で不必要なエスカレーションには(イランの)適切な対応がともなう」と警告した。「外交に真摯(しんし)に取り組む安保理のほかの加盟国に対しては建設的に関与する用意がある」としつつ、制裁復活を拒否することが「最初の一歩だ」と訴えた。
声明では、米国が2015年の「核合意」から一方的に離脱した後、イランが対抗措置として核開発を進めたのは「法的な権利」だと主張。今年6月には米国から核施設を攻撃されており、そうした状況下でスナップバックを発動させるのは「明らかに悪意がある」と批判した。
安保理は英仏独の通知を受け、対イラン制裁の解除を継続するかどうか審議する。30日間の審議期間中に外交的な進展がなければ、イランに対する資産凍結などの制裁が復活することになる。【カイロ金子淳】
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