皇后雅子さまは31日、東京都港区のホテルで開かれた「第50回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式」に出席された。日本赤十字社の名誉総裁を務める雅子さまは1人ずつ受章者の胸に記章を付けた。名誉副総裁の秋篠宮妃紀子さま、常陸宮妃華子さま、寛仁親王妃信子さま、高円宮妃久子さまも出席した。
赤十字国際委員会が看護活動で顕著な功績を持つ看護師らを選考している。今回は元日赤群馬県支部参事の春山典子さん(81)▽日本ヒューマン・ナーシング研究学会理事長の紙屋克子さん(78)▽栃木県訪問看護ステーション協議会会長の河野順子さん(81)――の3人が受章した。
式後には、雅子さまら女性皇族と受章者が懇談。1985年の日航ジャンボ機墜落事故で生存者の救命や遺体の修復などにあたった春山さんは雅子さまから「一生懸命頑張りましたね」と声をかけられたという。【柿崎誠】
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