世界の子供たちが野球の基礎を学びながら交流する第31回世界少年野球大会が秋田県大仙市で始まった。米国やフランス、マレーシアなど、日本を含む11カ国・地域の子供たち約80人が参加し、野球教室や親善試合などを通じて交流する。
7月31日には主催する世界少年野球推進財団の王貞治理事長や評議員の中畑清さんらが大仙市の老松博行市長を表敬訪問。王さんは「この夏の暑さを吹き飛ばすように子供たちは走り回ってくれると思う。我々も元気をもらって(次に)つなげていきたい」と話した。
8月1~6日に大仙市の多目的人工芝グラウンド「ふれあいスポーツランド・ソラーレ」を会場に野球教室を行うほか、交流行事を通して親善を深める。また、台湾のチームと秋田県内のチームによる親善試合も連日行われる。
日米のホームラン王である王さんとハンク・アーロンさん(故人)が、野球の普及と国際交流を目指して1990年に米ロサンゼルスで第1回大会を開いた。新型コロナウイルス禍による休止期間を除き、毎年夏に各地で開催されている。【高橋宗男】
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