健康を維持するのに最適な1日当たりの歩数は「7000歩」かもしれないという研究結果が発表されました。2000歩の人に比べると死亡率が半減することも明らかになりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「1日7000歩の健康効果」を解説します。
Q どんな研究だったの?
A 1日7000歩の人は、2000歩の人に比べて全ての死因による死亡率が47%低いことが分かりました。イギリスの医学誌で発表されました。
Q どうやって調べたの?
A オーストラリアなどの研究者が、歩数と健康の関係について、16万人以上のデータを使って調べました。2014年1月1日から25年2月14日までに発表された論文57件をまとめて評価しました。
Q 7000歩歩くと、どんな効果があるの?
A 心血管疾患による死亡リスクは47%低く、がんによる死亡リスクも37%低くなっていました。
Q 他の病気にも関係があるの?
A 認知症は38%、心血管疾患は25%、うつ症状は22%、2型糖尿病は14%、がんは6%と、それぞれ発症リスクが下がっていました。
Q 「1万歩」ってよく聞くけど、7000歩でいいの?
A 研究チームは「長らく『1万歩』が非公式な目標とされてきたが、活動的でない人にとっては7000歩が現実的だ」と評価しています。
Q 7000歩ってどれくらいの距離なの?
A 人によって違いますが、5キロ前後に相当します。
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