大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーで、シンボル「大屋根リング」の設計者でもある建築家、藤本壮介さんの初の大規模個展「藤本壮介の建築:原初・未来・森」が東京・六本木の森美術館で開催されている。約30年にわたる活動を網羅的に紹介し、藤本さんの考える建築やその思考の過程、未来の社会像を体感できる。
藤本さんは1971年、北海道生まれ。東京大学を卒業後、設計活動を開始。2000年の青森県立美術館設計競技案で2位となり、一躍、注目を浴びた。主なプロジェクトに「武蔵野美術大学美術館・図書館」(東京、10年)、「ラルブル・ブラン(白い樹)」(仏モンペリエ、19年)、石巻市複合文化施設「マルホンまきあーとテラス」(宮城、21年)などがある。
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