大阪・いずみホール 和コラボ完結編 “チーム大阪〞伝統つなぐ 箏・片岡リサと文楽「阿古屋」

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 クラシック音楽専用ホールで文楽を――。箏(こと)奏者の片岡リサがプロデュースする「和のいずみ」第3回公演が30日、住友生命いずみホール(大阪市)で開かれる。今回がシリーズ企画の最終回。文楽の名作「壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)」より「阿古屋琴責(あこやことぜめ)の段」を披露する。

 片岡は大阪音大などで研さんを積み、西洋楽器との共演など多彩な活動で、出光音楽賞や文化庁芸術祭優秀賞をはじめ数々の賞を受けている。「大阪の誇る伝統芸能・文楽を、“チーム大阪”という気持ちでコラボレーションできないかと考えた」と話す。

 今回、文楽太夫の豊竹呂勢太夫、三味線の豊澤富助らに加え、人形遣いの桐竹勘十郎が出演。華麗で気高い阿古屋を遣う。これまで、現代音楽の中に太夫と三味線だけの素浄瑠璃が取り入れられた曲の演奏はあったが、いずみホールに文楽人形が登場するのは初めてとなる。

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