「劇団CLOUD9」新作上演 学校通して問う「居場所」

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 関西を拠点に多面的な活動を展開するスタッフ集団「劇団CLOUD9(クラウドナイン)」が、新作「ここで待ってる」を大阪・高槻と京都の2都市で上演する。代表の小沢佑太が脚本・演出を手掛ける群像劇で、「学校」をキーワードに「自分が自分でいられる場所」を問う。

 CLOUD9は、小沢が2022年に旗揚げ。俳優はおらず、現在は照明、音響、美術のスタッフが所属している。プロデュースから脚本、演出、制作、舞台監督まで、劇団内外で幅広く取り組む小沢は、その旺盛な演劇活動が評価され、第3回(24年)関西えんげき大賞で若手を対象に創設された「ネクストドア賞」の初代受賞者に選ばれた。

 第10回公演となる「ここで待ってる」は、10人の登場人物による物語。自身の教職経験をもとに「学校」をテーマに書き始めたが、なかなか筆が進まず、「書き直せば書き直すほど、学校のシーンが消えていった」。

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