ピアニスト ゼジニゼ 16歳「湧き出す曲」11月公演

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ジョージア出身のピアニスト、ツォトネ・ゼジニゼ
ジョージア出身のピアニスト、ツォトネ・ゼジニゼ

 今月16歳の誕生日を迎えるジョージア出身のピアニスト、ツォトネ・ゼジニゼが11月に来日し、リサイタルを開く。演奏のみならず作曲も行い、既にヨーロッパの主要な音楽祭に出演。ピアニスト・指揮者のダニエル・バレンボイムら世界的音楽家も注目する早熟の才能だ。

 祖先に作曲家やピアニストがいる音楽一家に生まれたゼジニゼは、ピアニストの祖母に5歳からピアノを習い始めた。「個性を潰してしまうようなところで競わせたくない」という祖母の方針で、音楽学校に通ったり、コンクールに出場したりすることなく腕を磨き、9歳で初のリサイタルを開催した。

 6歳の頃から作曲も開始。8歳の時にはシェーンベルクやベルクといった20世紀の作曲家の音楽に親しんでいたというゼジニゼの自作曲は、調性音楽もあれば無調の音楽もあるが、「頭の中や心から自然と湧き出るもので、どちらも自分の言語です」。2025年1月にはオーストリアの楽団「カメラータ・ザルツブルク」などの委嘱により作られた「交響曲第1番」が初演された。

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