京都で「マンガと戦争展2」 表現者ら、40通りの視座 前回展から10年、海外からの作品も

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 マンガを通じて戦争を多面的に捉える「マンガと戦争展2」が、京都市中京区の京都国際マンガミュージアムで開かれている。2015年に同ミュージアムで開催された「マンガと戦争展」の続編であり、前回の展示内容も紹介しつつ、新たな視点を加えた。紹介作品はいずれも館内で手に取れる。

 時代によって戦争との距離感、描かれ方も変わる。展示を担当した京都精華大国際マンガ研究センターの伊藤遊さんは「近年は(第二次大戦後の)占領期を舞台にした作品が増えている」と指摘。ウクライナやパレスチナなど戦火が続く中、「今が『戦後』ではなく、戦争状態が続いているといった(世間の)気分を反映している」と分析する。

 本展では、前回展示した「原爆」「満州」など6テーマに、新たに「『外国』の戦争」「食」「マンガの表現」「新・沖縄」の4テーマを加え、テーマごとに趣向の異なる各4作品、計40作品を取り上げる。

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