初出場の叡明ってどんな学校? 女子野球漫画にも… 夏の甲子園

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今夏の埼玉大会で優勝し、甲子園初出場を決めた叡明の選手たち=県営大宮公園野球場で2025年7月27日、橋本政明撮影 拡大
今夏の埼玉大会で優勝し、甲子園初出場を決めた叡明の選手たち=県営大宮公園野球場で2025年7月27日、橋本政明撮影

 第107回全国高校野球選手権大会は第3日の7日に1回戦があり、埼玉代表の叡明(えいめい)が春夏通じて初めて甲子園に登場する。

 埼玉県東部の越谷市に位置する私立校で、前身は1959年創立の男子校、小松原。2015年に共学化して現校名になり、校舎もさいたま市南区から移転した。

2008年に開業した越谷レイクタウン。中央はイオンレイクタウンkaze、中央右は大相模調節池。左手前から右上に縦に走るのがJR武蔵野線=埼玉県越谷市で2018年10月7日、本社ヘリから小川昌宏撮影 拡大
2008年に開業した越谷レイクタウン。中央はイオンレイクタウンkaze、中央右は大相模調節池。左手前から右上に縦に走るのがJR武蔵野線=埼玉県越谷市で2018年10月7日、本社ヘリから小川昌宏撮影

 学校の所在地は「越谷市レイクタウン」。08年にニュータウン「越谷レイクタウン」が街開きし、日本最大級のショッピングセンター「イオンレイクタウン」がオープン。JR武蔵野線「越谷レイクタウン駅」が開業したエリアだ。

 元々、相模町、大成町、東町、川柳町の一部だったエリアが「レイクタウン」という町名に変わった。

越谷レイクタウンに誕生した叡明高校の校舎=埼玉県越谷市で2015年3月19日撮影 拡大
越谷レイクタウンに誕生した叡明高校の校舎=埼玉県越谷市で2015年3月19日撮影

 男子の硬式野球部は1959年創部で、部員のほとんどが埼玉出身。今夏の埼玉大会では、互いに甲子園初出場を懸けた昌平との決勝を5―2で制し、甲子園への切符を手にした。

 男子硬式野球部のほか、男女バドミントン部や合唱部が強化指定クラブとなっており、男子バドミントン元日本代表の遠藤大由(ひろゆき)さんは卒業生だ。

ノックを受ける叡明高女子硬式野球部の選手たち。叡明は女子高校野球漫画で、アニメ化もされた「球詠(たまよみ)」のモデル校とされている=埼玉県越谷市の同校で2016年12月22日、鈴木拓也撮影 拡大
ノックを受ける叡明高女子硬式野球部の選手たち。叡明は女子高校野球漫画で、アニメ化もされた「球詠(たまよみ)」のモデル校とされている=埼玉県越谷市の同校で2016年12月22日、鈴木拓也撮影

 女子硬式野球部は15年の共学化と同時に創部した。元女子プロ野球選手の田中碧(みどり)監督が率い、全国高校女子野球選手権など、女子高校野球の3大大会に出場している。

 男子の快挙に田中監督は「女子野球部もいい刺激をもらっている。今までやってきたことを甲子園で発揮してほしい」とエールを送る。

 叡明は、越谷市を舞台とする女子高校野球漫画で、アニメ化もされた「球詠(たまよみ)」のモデル校とされており、作中には叡明によく似た校舎も登場する。

 越谷では「越谷女子野球の日」というイベントも開かれている。

 越谷市教育委員会は7月27日、埼玉大会の決勝に際してイオンレイクタウンでパブリックビューイングを主催したところ、約200人が観戦し、喜びを分かち合った。

 越谷市内の高校が甲子園に出場するのは、95年夏の越谷西以来30年ぶりとあり、地元も盛り上がりを見せている。【下河辺果歩】

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