
高校野球で甲子園を沸かせた2人が、今春から社会人野球のトヨタ自動車で切磋琢磨(せっさたくま)している。広陵(広島)で入学後すぐに背番号1を託され、4度の甲子園を経験した高尾響投手(19)と、健大高崎(群馬)の主将として昨春の選抜大会初優勝に貢献した箱山遥人捕手(19)だ。社会人選手としての日々、後輩へのエールなどを語った。【聞き手・吉川雄飛】
<記事の内容>
・高校と社会人の違い
・趣味、髪形、初任給…
・3年後への思い
一緒にいる心強さ
――高校を卒業し、今春から新天地でプレーしています。社会人野球という環境は、2人の目からどのように見えていますか。
◆高尾 入るまではある程度、上下関係があるものだと思っていましたけど、実際は良い意味であまり上下関係がなくて。(年齢が)下の人でも上の人に簡単に話しかけることができたりして、自分たちがやりやすいようにしてもらっていると思います。
試合では、球際の執念だったり、一球で仕留める力強さだったりは、やっぱり高校より上のレベルだと感じます。
◆箱山 高校野球も社会人野球も一発勝負の世界で、30歳を超えているような大人がヘッドスライディングをするなどしているのを見るとワクワクします。自分はそういう(気持ちの入った)野球が好きなので。
でも、そんな中でも(投手が)同じコースに投げ続けたり、バッターが粘ったり、集中した時の精度の高さは特に(これまでと)違いを感じる部分ですね。
――休みの日はどのように過ごしているのですか。
◆高尾 服を買いに行くなどしています。買い物に行って何も買わないのが嫌なので、この間はちょっと使っちゃいましたね……。あと、最近は自動車学校に行っています…
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