「国民の脅威となった警察、検察は再生を」大川原冤罪で遺族が談話

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警視庁と東京地検の違法捜査の検証結果が公表されたことを受け、記者会見する大川原化工機の大川原正明社長(中央)ら=東京都千代田区で2025年8月7日午後4時58分、和田大典撮影 拡大
警視庁と東京地検の違法捜査の検証結果が公表されたことを受け、記者会見する大川原化工機の大川原正明社長(中央)ら=東京都千代田区で2025年8月7日午後4時58分、和田大典撮影

 警視庁公安部による冤罪(えんざい)「大川原化工機事件」で、警視庁が7日、検証報告書を公表した。

 これを受けた大川原側の記者会見で、勾留中にがんが見つかって満足な治療を受けられずに亡くなった大川原化工機元顧問の相嶋静夫さん(享年72)の長男(51)のコメントが読み上げられた。

 全文は次の通り。【遠藤浩二】

「第三者を入れた検証にならず遺憾」

 警視庁および最高検の検証が、我々が望んだ第三者を入れた透明性のある体制で行われなかったことは遺憾です。

 しかし、短期間である程度しっかりした検証および再発防止策を立てていただき、本件は逮捕、勾留されるべきでない事件であったことを正式に認めていただきました。このことから再発防止に向けて一歩前進したと評価しています。

 本事件により、もはや警視庁、検察庁は国民の脅威となってしまいました。

 これを深く反省し再び真の警察・検察として国民の信頼を得られることを望んでいます。そのために被害者の立場から組織の再生に協力してまいります。

 これから家族と相談して、どのように謝罪をいただくか検討してまいります。

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