全国高校野球選手権大会は第4日の8日、阪神甲子園球場で1回戦があり、春の選抜準優勝の智弁和歌山は花巻東(岩手)に1―4で敗れ、優勝した2021年以来、4年ぶりの初戦突破はならなかった。
試合後の智弁和歌山・中谷仁監督の主な談話は以下の通り。
智弁和歌山・中谷仁監督
万谷(堅心)君の丁寧なピッチングを攻略できなかった。その一言だと思います。
(万谷投手対策は)もちろん。やってきたんですけど、なかなか甲子園という舞台で発揮できなかったという結果だと思います。
(渡辺颯人投手は立ち上がりで失点)そういうのも想定して、(試合に)入ってほしかったんですけど。まあまあまあ……。
準備の段階ではそういうことも話していたんですけども、うまく決められてしまったというか。立ち上がりの難しいところなので、浮足立ってしまった部分もあると思います。
(六回から継投に)3点目を取られたところでかなり苦しくなったので、次の1点は絶対にやりたくないというところで。渡辺で3点取られているので、宮口(龍斗投手)も良いピッチャーで控えてくれていたので、これ以上の失点は……というところで。
(守備の乱れも失点に)3、4点目はやっぱりちょっと展開的に痛かったですね。
(今春のセンバツ準優勝の気負いは)いえいえ、この夏に向けてっていうのが、このチームの最終の形。ここを目指していたので、選抜は通過点で、終わったことだということで、日々練習をやってきた。この夏、頑張ることを日々の練習の中でやっていました。
(軟投派投手を打てず)それもずっと和歌山大会から、そういうタイプのピッチャーだとか、去年の夏も含めてね。そういうところが……というところですけど、結果が出なかったというだけですね。
(3年生に向けて)ここで野球が終わってしまう選手の方が少ないので、この先、この悔しさとか経験を生かして、素晴らしいグッドプレーヤーになっていってほしいなと思います。
六回裏の1点は痛かったんですけども、やっぱり入りの部分というのは、バッテリーは一番難しいところではあるので、そこは2年生キャッチャーの山田凜虎なんかは今後の勉強になるんじゃないですかね。
2年生が多く出ているチームではあるので、去年もそうだったんですけども、うちの場合はいつもそういう流れなので、またこの悔しさを晴らせるように頑張りたいと思います。
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