広島出身の俳優、綾瀬はるかさんが8日、東京都目黒区の都写真美術館で開催中の被爆80年企画展「ヒロシマ1945」(毎日新聞社、中国新聞社、朝日新聞社、中国放送、共同通信社主催)を鑑賞し、展示写真に写っているノーラン軍医の孫と面会した。
軍医が写っている写真は毎日新聞のカメラマンが1945年9月に撮影。原爆開発を主導した米陸軍のマンハッタン管区調査団が広島の病院を訪れて患者を調査した様子を収めている。
綾瀬さんは「なんでこんなことが起きたんだろうという悲しい気持ちになった。二度と危ない核兵器を使ってはいけないし、戦争は絶対に起きてはいけないものだと感じた」と話した。来日した軍医の孫のジェームズ・ノーラン・ジュニアさん(62)は「祖父が明らかに現状の悲惨さに圧倒されている様子が写真からうかがえる」と語った。
企画展は17日まで。面会の様子は14日午後10時から、TBSの戦後80年特別番組「なぜ君は戦争に? 綾瀬はるか×news23」で紹介される。【椋田佳代】
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