全国高校野球選手権大会は第4日の8日、阪神甲子園球場で1回戦があり、第4試合の高知中央―綾羽(滋賀)で、春夏通じて初出場の綾羽が甲子園初得点をあげた。
2点を追う五回1死一、三塁で、5番打者の藤井羚優(れいや)選手(3年)が左犠飛を放った。
ナイターとなったが、綾羽の三塁側アルプス席には満員に近い観客が詰めかけた。スタンド上部には「歴史の扉をこじ開けろ」と書かれた横断幕も掲げられ、初得点に甲子園は大歓声に包まれた。
綾羽は滋賀県草津市に学校があり、野球部は1999年に創部した。野球部の寮はなく、滋賀出身の選手が多い。今夏の滋賀大会では近江、滋賀学園の強豪校を破った。
綾羽の1回戦は当初、7日の第2試合に組まれていたが、雨のため順延されていた。【林大樹】
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