高校野球・夏の甲子園1回戦(8日)
綾羽(滋賀)―高知中央
春夏通じて初出場となった綾羽(あやは)。記念すべき甲子園でのチーム初安打をマークしたのは、「4番・捕手」で先発した山本迅一郎だった。
一回2死一塁で、右打席に入った。1ボール2ストライクのカウントから、高めの球を中前に運んだ。滋賀大会で2本塁打を放った強打者だが、このヒットは基本に忠実にはじき返した。
チームは夏の滋賀大会でこれまで、何度も決勝の壁にはね返されてきた。目標を「甲子園出場」から「甲子園で1勝」に変更し、練習の質や量を高めてきた。
ようやくたどり着いた甲子園で、綾羽は新たな歴史を刻んだ。【円谷美晶】
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