<1分で解説>温暖化がなかったら…7月の高温、1万年に1回の確率

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気温が上がる中、帯広の森アイスアリーナ前にはスケートリンクの整氷作業で出た氷を盛った雪山が登場した=北海道帯広市で2025年7月24日午後1時7分、宮間俊樹撮影 拡大
気温が上がる中、帯広の森アイスアリーナ前にはスケートリンクの整氷作業で出た氷を盛った雪山が登場した=北海道帯広市で2025年7月24日午後1時7分、宮間俊樹撮影

 東京大や京都大の研究者らによる「極端気象アトリビューションセンター」が、7月下旬の記録的な高温について「地球温暖化の影響がなければ発生し得ないレベルだった」とする分析結果を発表しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「日本の異常気象と地球温暖化の関係」を解説します。

Q 7月の高温はどれくらいすごかったの?

A 7月24日には北海道北見市で39度、30日には兵庫県丹波市で国内観測史上1位(当時)の41.2度を記録しました。

Q どうやって温暖化の影響を調べたの?

A 「イベント・アトリビューション」という手法を使い、温暖化がなかった場合とあった場合で高温の起こりやすさを比べました。

Q 北日本の高温はどれくらい珍しかったの?

A 人為的な温暖化がなければ、北海道上空で今回のような高温が起こる確率は0・1%、約955年に1回のレベルでした。

Q 日本全体ではどうだったの?

A 日本上空全体で見ると、今回の高温が起こる確率は0・0087%、約1万1472年に1回しか起こらないほど珍しいものでした。

Q 温暖化があるとどれくらい高温になりやすいの?

A 北日本では、人間の活動による温暖化で高温になる確率が34倍に高まっていたと分析されています。

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