
お盆休みを古里や行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが9日、始まった。JR東京駅の新幹線ホームは午前から、手持ち型の扇風機や扇子を片手に、スーツケースや土産物が入った紙袋を持って列に並ぶ家族連れらで混雑した。
JR各社によると、東海道・山陽新幹線「のぞみ」は、東京駅発の下り線で始発から、新大阪駅発の上り線でも午前8時台から指定席の発売状況が100%となった。「のぞみ」は8~17日は全席が指定席となる。
東京駅発の北陸新幹線「はくたか」では始発から自由席の乗車率が130%となった。東北、上越新幹線の自由席も午前10時までに100%を超えた。
子どもと一緒に東京駅から福岡県の実家に向かう会社員の鍵山由美さん(39)は「1年ぶりの帰省で、両親に子どもの顔を見せるのと、私自身も祖母に会うのが楽しみです」と話した。
成田国際空港会社は、8~17日に成田空港を利用する旅客数は国際線で95万2800人(前年度同期比107・4%)、国内線は23万4500人(同101・6%)と予想している。国際線の出国ピークは9日の5万2500人、国内線の出発ピークは10日の1万2300人を見込んでいる。【中村好見、木村敦彦】
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