全国高校野球選手権大会は第5日の9日、阪神甲子園球場で1回戦があり、第3試合の青藍泰斗(栃木)―佐賀北で、佐賀北の女子部員の家永そらさん(3年)が試合中に審判にボールを渡す「ボールパーソン」や試合前ノックの補助などを務めた。大会本部によると、夏の甲子園大会で女子部員がボールパーソンを務めるのは初めて。
佐賀北の本村祥次監督は「ベンチに入れない3年生にもベンチの近くで引っ張ってほしいという思いで任せた」と説明した。
かつて女子部員は春夏の甲子園大会で試合前練習の補助などはできなかったが、2022年7月、試合中のボールパーソンや、試合前のノックでノッカーにボールを渡すなどの練習補助をすることが認められた。
23年春からは女子部員がノッカーを務めることも可能になった。
センバツ大会では第95回記念大会(23年)に出場した光(山口)の女子マネジャーがノックの際の練習補助を務め、城東(徳島)の女子マネジャーが試合前練習でノックを打った例がある。【長宗拓弥、村上正】
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