
フィギュアスケートのサマーカップは9日、大津市の木下カンセーアイスアリーナで開幕し、シニア男子のショートプログラム(SP)が行われた。友野一希選手(第一住建グループ)は71・65点で、11日のフリーに進んだ。
友野選手は冒頭の4回転トーループ、続く4回転サルコウは回転が抜けた。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はきれいに降り、持ち前の表現力を生かしたステップでは会場を沸かせた。演技後の主な談話は次の通り。【玉井滉大】
「もう試合始まった」みたいな感じも…
<演技を振り返って>
試合まですごく体の状態もよく、良い練習を積めていたんですけど。なんか今、こう、試合の時に「メンタルとの戦い」ぐらいまでは来ているかな。
体はしっかり仕上がっていて、あとは試合でどうなるかなというところだったんですけど。ちょっと最初、もっと聞いておけばよかったんですけど、自分が思っているよりもちょっと音が違って。それでちょっと動揺してしまったのと。
そういったところもしっかりイメージして、何かあったときもペースを崩さずというところはあるのですが、出だしで少し動揺してしまって。前半、2つ(のジャンプは)ペースが乱れてしまったかなと思っているので。
演技自体は(体が)すごく動いていたし、失敗の中でちゃんと70点をキープできたのは良かったというのと、地に足つけて、あまりふわふわせずにできていたので。もう少し緊張感があれば良かったかなというのが反省点というか。すごく、落ち着きすぎていたかなと思います。
<音の違い、具体的には>
なんか最初の「わー」ってところがあるんですけど、ちょっとそこがいつもより長かった気がするんですけど。なんか結構、会場によってやっぱり違いがあって。別に音源トラブルじゃないし、たぶん一緒だと思うんですけど、なんかちょっと感じ方が、それぞれやっぱり音の質によってちょっと変わってくるので。
(アイス)ショーの時もちょっと違ったりとか。出だしが結構「バー」っていう出だしなので。今日はちょっと早くなって、いつものタイミングで出たら、「なんか、あれ、来ない」みたいな感じがあったので。反響とかもたぶんあると思うんですけど、ただそれだけかなっていうふうに思います。
ここ(の会場)、毎年なんか低音系の音があんまり相性良くないのかなと思って。昨年もそういえば同じ感じで、ちょっと出だしで「あれ?」ってなったので。もうちょっとしっかり、そこをイメージしていけばよかったな。でも、僕の試合への準備不足っていう部分もあったと思います。
ただ、「まだまだ。もうちょっと練習頑張ります」っていうよりは、「競技会に臨めて良かったな」という(気持ちが大きい)。すごく調子は良かったので。その中で自分が今どうできるかだけだと思うので、フリーはやってきたこと出せたらいいかなと思っています。
<今大会は日本を代表する多くの選手が出場していますが、その中で緊張感とかはありましたか>
ほぼほぼね、全日本選手権みたいな感じなので。でも、…
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