高校野球・夏の甲子園1回戦(9日)
市船橋(千葉)―明豊(大分)
3年ぶりに夏の甲子園に戻ってきた市船橋のチーム初安打は、中心打者のバットから生まれた。
一回2死。バッターは3番・花嶋大和。明豊の左腕・寺本悠真に追い込まれたが、低めの緩い変化球を巧みにすくい上げ、左翼線に引っ張った。高校通算24本塁打のスラッガーだが、高い打撃技術も証明するヒットだった。捕手としても、一回に盗塁を試みた一塁走者を矢のような送球でタッチアウトにしてみせた。
千葉大会決勝では顔に死球を受けながら出場を続けたガッツマン。「自分がチームを引っ張っていく」との意気込みをプレーで体現した。【石川裕士】
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