「日本サッカー史上最高のストライカー」と称された釜本邦茂さんが10日に81歳で死去したことを受け、元日本代表の本田圭佑(39)が同日、東京都内でイベント後に取材に応じ、「サッカーを始めたころにものすごく影響を受けた人」と、しのんだ。
本田自身は釜本さんの現役時代をリアルタイムでは知らないが、小学生時代に釜本さんのサッカースクールに参加したことがあるという。「父親が釜本さんを大好きだったので、僕も興奮した。大人対子どもで試合をして、釜本さんのもとへ思い切りボールを取りに(奪いに)行った」と懐かしんだ。
子どもながらに当時の記憶は鮮明だったといい、「ゴール前の感じ(雰囲気)は印象的だった」。
自身はワールドカップで活躍を重ね、日本代表でも一時代を築いたが「僕にはなれなかった、点取り屋としての記録(国際Aマッチ最多得点)を保持し、国民に印象を与えている。代表での記録を抜く選手が出てくるのを、今のところ想像できない」と敬意を表した。【和田大典】
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