世界陸上28年ぶり女性実況の上村彩子アナ「挑戦なければ」一問一答

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9月に東京で開かれる陸上世界選手権で実況を担当するTBSの上村彩子アナウンサー=東京都港区で2025年7月23日、小林努撮影
9月に東京で開かれる陸上世界選手権で実況を担当するTBSの上村彩子アナウンサー=東京都港区で2025年7月23日、小林努撮影

 9月13日から東京で開催される陸上世界選手権で、TBSテレビは4人の女性アナウンサーを実況で起用する。

 TBSが初めて中継を担当した1997年アテネ大会以来、28年ぶりだ。

 女子100メートル障害の実況を担当する入社11年目の上村彩子アナウンサー(32)は重圧を感じつつも、女性アナウンサーの可能性を広げるために挑戦する。【聞き手・岩壁峻】

※同時公開の記事があります。
 「勇気を持って一歩」東京世界陸上、28年ぶり女性アナウンサー実況

決断の背景に宇内梨沙アナの助言

 ――東京で34年ぶりに開催される世界陸上で実況を担当します。

 ◆うれしさ、怖さの50%、50%です。

 (実況を)打診されたのは1年半ほど前でした。準備しなきゃいけないと思いつつ、怖くてなかなか動き出せない時期もありました。

 ――以前から実況でスポーツに関わりたい気持ちはあったのでしょうか。

 ◆スポーツは好きで、入社後もオリンピックや世界陸上、スポーツニュースに携わったんですけど、「実況をやりたい」という思いは正直、今までなかったんです。

 というのも、女性実況のモデル像がなく、やりたいという気持ちが湧いたことがなかったというのが率直なところですね。

 (実況の)オファーを受けて「自分にできるのだろうか」という葛藤もありました。

 その中で、当時TBSに在籍していた同期で仲の良い宇内梨沙アナウンサーに相談しました。

 宇内アナウンサーが「悩んでいる、ということは気持ちの中では『やりたい』ってことだよ」と言ってくれたことは大きかったです。

 私は、読書が好きで心に響いた言葉をメモしているんですけど、今回そのノートをまた見返しました。

 スポーツニュースで共演していた野村克也さんの著書の一節が目に留まって…

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