トランプ氏「待っても仕方がない」 対露制裁の猶予期限、大幅短縮

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訪英中のトランプ米大統領=英北部スコットランドのターンベリーで2025年7月28日、ロイター 拡大
訪英中のトランプ米大統領=英北部スコットランドのターンベリーで2025年7月28日、ロイター

 トランプ米大統領は28日、ロシアが「50日以内」にウクライナとの停戦で合意しなければ制裁を科すとした自身の発言を巡り、この猶予期限を「今日(28日)から10~12日以内」に短縮すると述べた。「プーチン露大統領にとても失望している」とも語った。

 訪問中の英国北部スコットランドで、スターマー英首相との会談に際して記者団に語った。

 トランプ氏は14日、停戦合意が50日以内に実現しない場合には、ロシアと取引する第三国に100%の「2次関税」を課すなどと表明した。大量の露産原油を輸入している中国やインドなどが対象になるとみられている。

 トランプ氏は、米国が停戦交渉を仲介する間もウクライナへ激しい攻撃を続けるロシアに対して、いら立ちを募らせている。

 28日の記者団への応答では、猶予期限を短縮する理由について、「待っても仕方がない。何の進展も見られないからだ」と述べた。

 また、「我々は何度も(停戦交渉が)まとまりかけたと思ったが、プーチン大統領は(ウクライナの首都)キーウのような都市にミサイルを撃ち込み、高齢者施設などの多くの人々を殺害している。それは正しいやり方ではない」と不満をあらわにした。【ロンドン福永方人】

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