畳ごと下流に…京都で川床崩れ、転落の客にけがなし 雨で増水影響か

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貴船神社近くを流れる貴船川に設置され、崩れた川床=京都市左京区で2025年8月12日午後2時49分、水谷怜央那撮影 拡大
貴船神社近くを流れる貴船川に設置され、崩れた川床=京都市左京区で2025年8月12日午後2時49分、水谷怜央那撮影

 12日午前11時10分ごろ、京都市左京区の貴船神社近くにある料理旅館の女性従業員から「川が増水して川床(かわどこ)が流された」と119番があった。

 京都府警下鴨署などによると、川床で食事をしていた女性客6人のうち、滋賀県の女性(79)が川床の下を流れる貴船川に転落。店の男性経営者(49)に救助され病院に搬送されたが、けがはなかった。男性経営者も女性を助ける際に両脚に切り傷を負って病院に運ばれた。命に別条はないという。

 貴船川は雨で増水しており、転落した女性は川床に敷かれた畳ごと落ちて3メートルほど下流に流された。ほかの5人は直前に避難して無事だった。

 京都府京都土木事務所によると、現場付近では10日未明から雨が降り始め、11日正午までの総雨量は150ミリに達した。12日も午前中に弱い雨が観測されていたという。下鴨署は増水の影響で川床が流されたとみて詳しい状況を調べている。

 近くにある料理店の従業員は「『ロープを持ってこい』という声が聞こえ、(川床の)木製の板が流されていた。午前11時ごろから貴船川の流れる音が変わり、泥で濁るようになっていた」と話した。【水谷怜央那、日高沙妃、林みづき】

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