万博で万引き容疑の大学生3人 関西まで無賃乗車や不正入場の疑いも

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大阪・関西万博のオフィシャルストアには「黒ミャクミャク」の欠品を知らせる表示が張られていた=大阪市此花区の夢洲で2025年8月6日午前10時51分、露木陽介撮影 拡大
大阪・関西万博のオフィシャルストアには「黒ミャクミャク」の欠品を知らせる表示が張られていた=大阪市此花区の夢洲で2025年8月6日午前10時51分、露木陽介撮影

 大阪・関西万博会場内のオフィシャルストアで公式キャラクター「ミャクミャク」の関連グッズが大量に万引きされた事件で、窃盗の疑いで逮捕された東京都の大学生3人が新幹線を無賃乗車して関西を訪れた疑いがあることが12日、捜査関係者への取材で判明した。会場に入場する際に大人料金より安い価格のチケットを提示した可能性もあるという。

 3人は転売目的で万引きを繰り返していたとされ、府警は交通費や入場料を浮かすことでより多くの利益を得ようとしたとみている。

 捜査関係者によると、20~22歳の大学生3人は6月下旬、東京駅で入場券(150円)を購入して改札を通過。特急券や乗車券がないまま新幹線に乗り、新神戸駅で下車した疑いがある。新神戸駅で何らかの方法で改札をすり抜けた後に万博会場に向かったとみられ、府警は鉄道営業法違反の可能性があるとみて調べている。

 さらに会場には12~17歳が対象で、大人の正規料金より数千円安い「中人」のチケットで入った疑いもあるという。

 3人は会場内のオフィシャルストアで公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみなど100点以上の関連グッズを万引きしたとして逮捕された。うち2人はすでに起訴されている。

 起訴された2人は府警の調べに「転売目的で盗んだ」などと供述。被害品の中には、入手困難となっている限定商品「黒ミャクミャク」などが含まれていた。

 府警は高額で転売できる商品を狙って会場内で万引きを繰り返していたとみて、他の人物の関与なども調べている。【斉藤朋恵、露木陽介】

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