中越の堤歩力我 名前の読みに込められた両親の感謝 夏の甲子園

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【中越-関東一】一回表中越2死三塁、関東一の先発・坂本(左)の暴投で生還し喜ぶ堤=阪神甲子園球場で2025年8月13日、藤井達也撮影 拡大
【中越-関東一】一回表中越2死三塁、関東一の先発・坂本(左)の暴投で生還し喜ぶ堤=阪神甲子園球場で2025年8月13日、藤井達也撮影

 全国高校野球選手権第8日の13日、第2試合に登場した中越(新潟)の堤歩力我選手(3年)の名前は「ありが」と読み、「ありがとう」が由来だ。「生まれてきてくれてありがとう」という両親の感謝の思いが込められている。

 漢字3文字の名前は父比美紀(ひびき)さん譲りだ。現在は社会人の兄叶夢人(かぶと)さん、中学3年の弟大偉也(だいや)さんと、3兄弟全員が同じように3文字で名付けられている。

 「歩力我」の3文字には、「力強く自分の人生を歩んでほしい」との思いも込めた。

 群馬県出身で、「親には寮生活もさせてもらっているので、勝って恩返しがしたい」と意気込んでいた堤選手はこの日、「1番・遊撃」で先発出場。第1打席で右翼への二塁打を放って出塁し、暴投の間に先制のホームを踏んだ。

 アルプススタンドから試合を見守った比美紀さんは「憧れの舞台なので楽しんで、勝っても負けても全て出し尽くしてほしい」とエールを送った。【吉川雄飛】

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