盆踊りシーズンに、北海道では欠かせない1曲がある。「子供盆おどり唄」。歌手の北島三郎さんが「道民の心の原風景」と評するなど、道内出身の著名人がこぞって推す定番曲だ。ほぼ唯一の音源だったカセットテープは廃盤となっていたが、今夏、CDとして復活。きっかけは大手レコード会社に届いた1通のメールだった。
「この曲、知ってる?」。今春、自社にある音源を活用する部署に異動してきたキングレコードのディレクター、松本圭介さん(44)は、隣の席の先輩にメールを見せられた。
そこには子供盆おどり唄が道民にとっていかに大切かが切々とつづられ、「カセットテープが古くなり、これから現場で困るだろう」「ぜひ再発売してほしい」と書かれていた。
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