大阪城の外堀で魚が大量死、酸欠が原因か コイなど数十匹

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大阪城公園の外堀に多くの魚の死骸が浮いていた=大阪市中央区で2025年8月13日午後1時44分、長沼辰哉撮影 拡大
大阪城公園の外堀に多くの魚の死骸が浮いていた=大阪市中央区で2025年8月13日午後1時44分、長沼辰哉撮影

 大阪城(大阪市中央区)の東外堀で13日、大量の魚が死んでいるのが見つかった。酸欠が原因とみられるという。

 大阪城公園を管理する大阪城パークセンターによると、同日午前9時ごろ「堀で魚が大量に死んでいる。臭いがする」と連絡があった。同日午後、コイなどの魚数十匹が水面に浮いて死んでいた。

魚の死骸の匂いから、水面をのぞき込む通行人もいた=大阪市中央区で2025年8月13日午後1時43分、長沼辰哉撮影 拡大
魚の死骸の匂いから、水面をのぞき込む通行人もいた=大阪市中央区で2025年8月13日午後1時43分、長沼辰哉撮影

 現地調査した府立環境農林水産総合研究所生物多様性センターの相子伸之センター長は「水温が上がると、水中の微生物が活発になり、魚と酸素の取り合いのようになる。またここ数日は天気が悪く、植物プランクトンなどが光合成せずに酸欠状態になったと思われる」と話した。

 同日朝、散歩中に魚の死骸を目撃したという同市中央区の会社員、植野哲さん(41)は「鼻をつく臭いで、お堀を見たらたくさんの死んだ魚が浮いていた。昼すぎになり、臭いはさらにきつくなっている。原因は暑さですかね」と首をかしげた。

 パークセンターによると、2007年にも南外堀で魚の大量死があった。14日朝から死骸を回収する予定。【面川美栄、長沼辰哉】

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