「カギは高部」聖隷クリストファーが兵庫県内で練習 15日に2回戦

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2回戦に向けて練習する聖隷クリストファーの選手=兵庫県内で2025年8月13日、藤倉聡子撮影 拡大
2回戦に向けて練習する聖隷クリストファーの選手=兵庫県内で2025年8月13日、藤倉聡子撮影

 第107回全国高校野球選手権で、静岡県代表の聖隷クリストファーは第10日第2試合(15日、午前10時半開始予定)で2年連続8回目出場の西日本短大付(福岡)との2回戦に臨む。チームは13日、兵庫県内の野球場で約2時間練習し、熱戦に備えた。聖隷クリストファー・上村敏正監督に2回戦の展望を聞いた。

 上村監督は、浜松商の選手として出場した1975年夏は3回戦に進出。浜松商、掛川西の指導者として春夏8度の甲子園を経験し、6大会で初戦を突破した。甲子園独特の雰囲気に戸惑ったり、過度に緊張したりして攻守に硬くなりがちな初戦と異なり、2戦目以降は「今までやってきた野球、持っている力の勝負になる」と実感している。

 西日本短大付は春のセンバツを含め3季連続甲子園出場中で、「力も経験も上」と見る。右腕・中野琉碧(3年)ら投手陣にも安定感があり、「打ち崩さないことには、勝てないだろう」と上村監督。1回戦の明秀日立(茨城)戦はスクイズを含め6個のバントを手堅く決め、手応えを得た。「機動力も使いたいが、オーソドックスな戦い方しかできないだろう。下位打線がどれだけ打てるかもポイントだ」と話す。

 1回戦はエース左腕の高部陸(2年)が1失点完投したが、2回戦も「カギは高部」。「複数点を取られるイニングがあると難しくなる。それを防ぎたい」と警戒する。静岡大会では右腕・上田一心(3年)も好投している。

13日の練習でノックを打つ聖隷クリストファーの上村敏正監督(右)=兵庫県内で2025年8月13日、藤倉聡子撮影 拡大
13日の練習でノックを打つ聖隷クリストファーの上村敏正監督(右)=兵庫県内で2025年8月13日、藤倉聡子撮影

 創部41年目での甲子園初出場・初勝利を遂げた後に迎える2回戦。選手には「失うものはないのだから、思い切りプレーしてほしい」と望む。「選手は、それでも不安になることはある。そんな時、『やれる』と思うことが大事だ」。初戦に続いて、「いい顔をしろ」と選手をグラウンドに送り出すつもりだ。【藤倉聡子】

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