「野球人生に区切り」と決めた西濃運輸時代 巨人・船迫インタビュー

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自身のサインを持つ巨人の船迫大雅投手=東京ドームで2025年6月8日、渡部直樹撮影
自身のサインを持つ巨人の船迫大雅投手=東京ドームで2025年6月8日、渡部直樹撮影

 社会人野球から26歳にして念願のプロ入りを果たし、2年目の昨季はセ・リーグで新人王に輝いた。西濃運輸から2023年にドラフト5位で巨人に入団した船迫(ふなばさま)大雅投手(28)。一度は野球を諦めながらもはい上がった社会人時代を振り返った。

26歳で念願のプロ指名

 ――出身は宮城県蔵王町で、高校の聖光学院、大学の東日本国際大はいずれも福島です。東北地方から離れて岐阜県大垣市の西濃運輸に入社した経緯を教えてください。

 ◆西濃運輸は大学4年の時に監督を通じて誘いが来ていると聞きました。当時は大学から直接プロに行きたい気持ちが強かったです。社会人のチームで知っていたのは宮城のJR東日本東北、関東であればENEOS、関西なら日本生命とか、そのぐらいでした。西濃運輸もどこにあるのかわからず、岐阜県がどこなのかも怪しかったぐらいです(笑い)。

 ただ、当時の社会人野球雑誌で、開くと1ページ目が西濃運輸の紹介だったんです。監督から「こういうのにも載るチームなんだぞ」と言われたことは今でも印象に残っています。

 ――大学4年時はプロ志望届を出しましたが、ドラフト会議で指名漏れし、社会人野球の世界に進みました。

 ◆東日本国際大の南東北リーグで結果を残していても、全国の舞台で通用していなかったので、正直自信はありませんでした。でもプロに行きたい気持ちは強かったんです。だから指名漏れで味わった絶望と、これから知らない土地の岐阜県に行くという不安から始まりました。

社会人1年目からけが

 ――社会人1年目から右肘のけがに見舞われました。

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