「戦後」を100年へ=主筆・前田浩智

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終戦の「玉音放送」を聞き、皇居前で土下座する人々=1945年8月15日撮影
終戦の「玉音放送」を聞き、皇居前で土下座する人々=1945年8月15日撮影

 今日も銃の引き金が引かれ、ミサイルが飛ぶ。「核の脅し」がまかり通る。

 人類は20世紀に2度も世界大戦を経験した。破滅的な犠牲を反省し国連を創設した。紛争は話し合いで解決するはずだった。

 80年後の今、我々が目にしているのは「力の支配」の復活であり、戦後秩序の守り人であった米国が自らルールを破壊する悪夢のような光景である。狂気は歯止めを失い、国連は意識の端にも上らない。

 日本にも戦争の狂気に支配された時代があった。

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