「弱ければ虐げられる」 日本と対照的な中国の「戦争の教訓」

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北京市郊外、盧溝橋の近くにある「中国人民抗日戦争記念館」=2025年7月8日午後3時14分、河津啓介撮影
北京市郊外、盧溝橋の近くにある「中国人民抗日戦争記念館」=2025年7月8日午後3時14分、河津啓介撮影

 日本とは全く異なる視点で日中戦争を今に伝えている中国。「戦争の教訓」を巡っても日中間の隔たりが目に付く。

 「80年前の教訓が我々に告げるのは『国が弱ければ虐げられる』ということだ」。7月3日、北京市で開かれた国際フォーラムで共産党幹部がこう発言した。

 そのうえで、この幹部は「中国の国防力強化を『脅威』と見る向きがあるが、国家が自らの力で国益や主権、領土を守れないようならば、それは政府の失策である」と主張した。

道のりの違い

 二度と他国の侵略を許さず、平和を守るためには軍備の増強が不可欠だという論理だ。だからこそ、習近平指導部は、日本が80年前に降伏文書に調印した翌日にあたる9月3日の「戦勝記念日」に軍事パレードを実施し、最新鋭の戦力を誇示しようとしている。

 こうした姿勢は、…

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