豊島、防戦一方
形勢は糸谷がリードしている。あぐらの糸谷は足指をピクピクさせて読みのリズムを取る。「いや～」と口癖のようにつぶやくが、楽しそうに見える。［後］4一飛［先］4三歩と進み、夕食休憩に入った。
豊島は人気の「金の塩ラーメン味玉入り」、糸谷は「から揚げ弁当」だった。
［先］4三歩を［後］同飛と取れば［先］4五歩で、桂を取ってからの［先］5五桂が楽しみになる。
感想戦で［先］4三歩を［先］4五歩とした変化は、［後］8六歩［先］同歩［後］6五歩で次に［後］6四角が厳しい。
第84期名人戦A級順位戦 豊島将之九段－糸谷哲郎八段 第4局の4
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