世界ナンバー1リベロ母が語る仙台育英エースの素顔 夏の甲子園

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シドニー五輪出場権を逃した上、韓国にも敗れ、涙顔でコートを後にする(左から)津雲博子、江藤直美、満永ひとみら日本代表選手たち=東京体育館で2000年6月25日、岩下幸一郎撮影
シドニー五輪出場権を逃した上、韓国にも敗れ、涙顔でコートを後にする(左から)津雲博子、江藤直美、満永ひとみら日本代表選手たち=東京体育館で2000年6月25日、岩下幸一郎撮影

 自分が思ったことは曲げない。野球になると特にそうだ。その半面、意外と「おバカちゃん」なタイプでもあるという。

 かつて「世界ナンバーワンリベロ」と称された母が語る、仙台育英(宮城)のエース左腕・吉川陽大(あきひろ)投手(3年)の素顔だ。

「仏頂面だけど……」

 6日にあった鳥取城北との1回戦。吉川投手は持ち味のキレのあるスライダーを生かし、12奪三振で完封した。

 その様子を、母の博子さん(54)は三塁側のアルプス席でうれしそうに見つめていた。それまでなかなか息子の試合を見に行く機会はなかった。

 「周りの守備も頑張ってくれている。みんなが陽大をもり立ててくれているのかなと思います」

 博子さん(旧姓・津雲)はバレーボール女子日本代表のリベロとして、1998年の世界選手権などに出場。世界大会で個人タイトルを獲得し、「世界ナンバーワンリベロ」と称された。父の正博さん(62)も、女子日本代表の監督などを務めた。

 吉川投手は幼い頃、両親の影響を受けてバレーに興味を持っていた。両親のバレー教室に参加することもあった。

 ただ、博子さんは、バレーをやらせようとは思わなかったという。

 「同じ競技で結果が…

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