2026年5月に愛媛県で開かれる「第76回全国植樹祭」に、県ゆかりの著名人が出演することになった。式典の総合司会を同県大洲市出身のフリーアナウンサーの武内陶子さんが務め、式典アトラクション進行役としてタレントの草彅剛さんが出演。60年ぶりに県で開催される植樹祭の盛り上げに一役買う。
武内さんは、愛媛・伊予観光大使、大洲市きらめき大使として活動している。草彅さんは2歳ごろまで今治市に住み、以降も夏休みには祖父母の家に遊びに来ていた縁がある。
出演に当たり、武内さんは「かけがえのない恵みをもたらしてくれる愛媛の森に、心からのありがとうの敬意の気持ちを込めて参加する」とコメント。草彅さんは「愛媛の豊かで美しい自然や、森林・林業の重要性を全国に発信し、持続可能な社会の実現への一助となれば」とのメッセージを寄せた。草彅さんは本人などの意向で無償で出演するという。
中村時広知事は定例記者会見で「『オール愛媛』で、愛媛の豊かな森林を守り次代につないでいくための決意を発信し、皆さんの心に残る素晴らしい式典にしたい」と述べた。
第76回全国植樹祭は、26年5月17日に開催。式典アトラクションでは「明日(あした)の森林(もり)へ贈る愛(らぶ)レタープロジェクト」を軸に、県民が寄せた森林への思いから愛が芽生え成熟していく様子を表現する。【狩野樹理】
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